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複数の顔を持つポケモン

先日とある方のcasで「ゲンガーが潰しに分類されてるの違和感ある、このポケモンって崩しじゃないの?」と僕が発言し赤っ恥をかいたという話。

 

例えばゲッコウガ。このポケモンを潰し、崩し、受けに分類するとなった場合どこに配置するでしょうか?

恐らく受けとして扱う人は稀でしょうが、潰しと崩し、どちらとして扱うかは迷う人が多いでしょう。

しかし、これが「スカーフゲッコウガ」と言われれば潰しだし、「超Zや草Zゲッコウガ」と言われれば崩しに置く人が殆どなはずです。

要するにこれがゲッコウガの強みであり、構築や型のセレクトによって潰しポケモンにも崩しポケモンにも変身することが出来ます。

 

さて、冒頭の話に戻ってみましょう。「ゲンガーは崩しだと思う」という僕の発言も決して間違ったものではありません。特性「影踏み」によるサイクルカット性能、これはゲンガーの立派な長所です。

しかし、受けサイクルに投入されたゲンガーは鬼火での相手のエースの弱体化や道連れによるトレードで裏の受けを守ることが出来る「潰し」の側面も持ち合わせていると言えます。つまり、本来崩しポケモンであるはずのゲンガーがこのパターンに置いては潰しとして扱われる訳ですね。(勿論受けミラーでの崩しとしても機能します)

 

このように複数の顔を持つポケモンは相手にとっては非常に処理が面倒です。ゲッコウガをコケコで上から処理しようとしたらスカーフダストシュートで返り討ちにされたという話は誰もが一度は耳にしたことがあるでしょう。崩しのゲッコウガに対して有利なコケコが、潰しのゲッコウガに倒されるということですね。

また、型を変えずともその個体自身が複数の要素を併せ持つケースもあります。(やや怪しいが)潰し+受けのボーマンダ等が良い例でしょう。

 

構築を組む際に「自分のポケモンはどれに分類されているのか」を意識するのは勿論ですが、これを利用すれば相手の構築をみて「この構築は○○が重いからあのポケモンは潰し枠として運用されているのかも」と型を推測するヒントにもなってくれるかもしれません。