晴れるよ 胸の空は

ああいつも幸せを望んでるから

お前は本当に勝ったのか?

プレミが無いって難しい

最近色んな動画みてて、それで特に思ったポケモンの難しい部分の1つ。ポケモンって試合内容の反省が難しい。

 

そもそもポケモン自体、構築が見せあい段階で判明する関係上明確なプレイングといったものが生まれづらい。どちらかと言えばそういうものは見せあい段階、もっと言えば構築段階で考えて置くものであり、実践ではそれに添ってプレイすることの方が多い。

グロスのタイプ勘違いしてリザXで逆鱗打っちゃった!」とかは流石にプレミだけど、押しミス以外でそんなことありえないしね。

 

択負けも勿論違う。50%に負けただけ。(厳密には択ゲーって言っても50%じゃないケースも幾らでもあるんだけど、それ話し始めるとややこしいし取り敢えずこの記事では50%として扱います。)

強いて言えば択を発生させてしまったこと自体がプレミって言えなくも無いけど、自分が択ゲーやるってことは基本的に相手も択ゲー発生してるわけだからその理論で言えば「両方悪い」ってことになっちゃう。おかしい。

 

だから、大体の場合完璧なプレミって言うのは起こりづらい。

 

 

 

ただ、この話には大きな罠がある。

さっき「択ゲーは両方に責任がある」みたいな言い方したけど、本当にそうなのか。

例えば格闘統一とフェアリー統一が対戦して、択ゲーの末にフェアリー統一がなんとか勝利したとする。これ聞いてどう思いますか?

格闘統一は負けたけど、「どう考えても不利なゲームを最後の50%勝負まで盛り返した」ってことになる。

つまり、この場合は格闘統一が不利な状況を50%の択ゲーに、フェアリー統一からすると有利なゲームを50%と択ゲーにされたってことになる。おかしいよね?どう考えてもフェアリー統一なんかしでかしたはずだよね?

 

ポケモンには構築相性ってものが基本的にあって、選出画面で完璧な五分五分ってケースはミラーでも無ければそう発生しない。

要するに、同じ択ゲーと言ってもそこに入る過程によって価値が変わってくる。不利マッチを択ゲーにまで持ち込めたなら大したものだし、有利マッチを択ゲーにされたらプレミを疑う必要がある。

プレイングの見直しは有利な試合でこそ行うべきということ。

 

 

 

 

ただ、構築で有利をとっている状況でたった1ターンでそれが崩れるケースは氷等を除けばそう多くない。大抵は数ターンの色々が積み重なった結果、気づいたらそうなっているというケースが多い。

なので、反省しようにも難しいのがこのゲーム。数ターン遡って一々チェックする必要があり、最初からパッとこれが出来る人は稀だと思う。

つまり、反省にも練習が必要ということ。何も知らない状態だと反省すら出来ない。

 

僕は最近、勝った試合も積極的に反省するようにしている。前までもやってたけど、最近は特に意識してる。

勝った試合くらい気持ちいいまま終わりたいという人が殆どだと思うし僕も勿論そうなんだけど、負け試合だけ振り返ってたんじゃ情報が足りなすぎる。

「気づかない内に相手に仕掛けられていないか」

「次やったら勝てるか」

「どんな選出をすればいいか」

「この試合は有利マッチだったのか不利マッチだったのか」

そこまで真剣にでは無いけど、ザッとこの辺は考えてみるようにしている。

 

偽りの勝利で手に入れたレートはいつか失う。そんなものに価値はない。

敗北にも勝利にも価値を与えられるかどうかはプレイヤー次第。

「実質的な敗北」を少しでも勝利に変えられるように、今日も反省し続ける。