7世代はゲコガルドのゲーム
〜6世代初期〜
ゲーフリ「ワイらヤバイポケモン出したで!みんな使ってな!」
プレイヤー「確かにこれは強そう。ちょっと試してみるか。」
〜6世代中盤以降〜
ゲーフリ「お前らゲコガルド使ってるか?どうや?強いやろ?」
プレイヤー「いやアイツらガルーラに勝てないしゴミじゃん。」
ゲーフリ「!?」
(流石にここまでバッサリではなかったけど、少なくともガルドはガルーラに弱いのがネックだった記憶)
全く使われなかった訳ではないけど、正直スペックにしてはあまり環境で活躍出来なかったこの2匹。
ゲーフリ「お前ら見とれよ•••この2匹嫌でも使わせたるからな•••」
7世代はそんなゲームなんじゃないかって説。
順に解説していこう。
1,Zワザ
もうゲコとZの相性の良さは言わずもがな。多分レートやっててゲコのZに一度もキレたことがない人はいないと思う。
そしてギルガルドもヤバイ。そもそもギルガルドってポケモンが「小学生が考えたような数値をしてるかわりに技威力が控えめだからまあそれなりの火力のポケモンだよね」だったはずなのに、Zワザの「技威力が低いと倍率が上がる」という性質が全てを破壊してしまった。
他のポケモンの強化倍率が1.5〜1.8程度なのに、ギルガルドの無限暗夜はなんと2倍。種族値高くて技威力も十分。んなバケモン弱いわけがない。
更に更にこれに留まらず。この2匹は相手のZワザにも比較的対応出来ている。
ギルガルドは生半可なZワザを耐えてしまう、専用技のキングシールドでキャッチ出来る、そもそも耐性が多い上に無効タイプも3つあるということでこちらも比較的Zワザの影響を受けづらい。地面ZやゴーストZで今まで耐えられた技に撃ち抜かれるケースは出てきたが、それでも他のポケモンよりは遥かにマシ。
つまりこの2匹は誰よりもZワザを上手く使えるポケモンだし、逆に相手のZワザの影響が比較的小さいポケモンでもある。もうZワザというシステム自体がこの2匹のために作られたと言っても過言ではない。
2,カプ・テテフの登場
数値受けを否定する異次元のエスパー打点を叩きつけるカプ・テテフの登場。
要するに「レートやる人はエスパー半減以下のポケモン構築に入れてくださいね〜」って言ってるようなもん。
エスパー無効のゲッコウガ、エスパー半減かつ数値の高さから後投げ可能なギルガルド。はい完璧。
3,新UBの追加
流石に偶然だと思うけど、全員都合よくゲコガルドに弱い。
てかアーゴヨンに関しては意図的な気がしないでもない。
これもこの2匹のためと言うより全体のバランス調整のためだとは思うけど。
6世代やってた人に聞いても「え?メタグロスってメガシンカ出来たの!?」とか「ボーマンダ?ああ、あの18の番人ね。」とかそんな反応だったこの子達がS仕様変更やガルーラの弱体化等で相対的に超強化。(マンダに関してはスキン補正の弱体化あるだろって言われそうだけど、6からマンダ使ってた人ならわかる通りS仕様変更の強化の方が圧倒的にデカイ)
ギルガルドがボーマンダに勝てるかとかゲッコウガがメタグロスに勝てるかって言われるとかなり怪しいラインではあるけど、決して弱くはないし少なくとも半分で割れば強いラインではある。
当然、ゴースト無効な上にコロコロタイプ変えたところでどうにもならないガルーラの弱体化も追い風。
5,ミミッキュの登場
いやいやいや流石にミミッキュには弱いでしょ何言ってんだよお前って言われそうだけど、その通り。この2匹ミミッキュには比較的弱い。そこが気になる。
ミミッキュは恐らく公式の推しポケモン。グッズとかもいっぱい出てるし、ストーリー中での扱いや度々ポケセン絡みでのイベントで登場したりもすることからこれは間違いないと思われる。
そして推しポケモンは使って欲しい。リザードンなんか見てればわかりやすいと思う。
つまり、「ミミッキュに弱いポケモンが使われれば使われるほど、ゲーフリにとっては都合がいい」ということ。要するに「お前らゲコガルド使え」ってこと。
流石にゲコガルド重いからミミッキュ使おうなんていう簡単な話には絶対ならないけど、それでも今ミミッキュが強い理由に「この2匹と比較的戦いやすい」というのが含まれているのは事実。やられたね。
6,水手裏剣特殊技化、キングシールド及びバトルスイッチの上方修正
バカかお前は
もちろんあくまで僕が勝手にこう思い込んでいるだけで、真実はゲーフリにしかわからない。が、レート環境の現状を見るとそう思えなくもないのも事実。
直接間接問わずこれだけの強化を貰っておきながら、そこまで目立った逆風要素がない(カビゴンの超強化やレヒレの登場はあるけど、6にもガルスイクンいたしぶっちゃけどっちもどっち)というのも面白い話。少なくともZワザに関しては(サトシゲッコウガの仕様も含めて)ある程度意識してデザインされたと思っている。
公式に愛されたこの2匹、一体8世代ではどうなっているんでしょうかね?